【複利】危険!?計算してみた!【単利】
前回は、【分散投資】について考えてみましたが、
今回は、【複利運用】について考えてみようと思います。
複利運用は危険だ!と言われることもありますが、
本当にそうでしょうか?
複利運用とは
投資によって得た利益を追加投資することで、
配当額を増やす投資方法です。
100万円を年利10%の案件に投資したとします。
10年経った時にどうなっているでしょうか?
- 単利運用だと、
年間10万円ずつ増えていくため、
10年後には100万円増えて、200万円になります。
- 複利運用だとどうでしょうか?
1年経過、
元本100万円×10%で10万円の配当が生じます。
その10万円を追加投資するのが複利運用です。
追加投資したことで、
2年目の元本は、110万円になります。
2年経過、
元本110万円×10%で11万円の配当が生じます。
ここで既に単利で運用した場合と1万円の差が生じています。
3年経過、
元本121万円 配当12.1万円
4年経過、
元本133.1万円 配当13.31万円
5年経過、
元本146.41万円 配当14.641万円
6年経過、
元本161.051万円 配当16.1051万円
7年経過、
元本177.1561万円 配当17.7156
8年経過、
元本194.8717万円 配当19.4871万円
9年経過、
元本214.3588万円 配当21.4358万円
10年経過、
元本235.7946万円 配当23.5794万円
=259.374万円
単利運用 100万円→200万円
複利運用 100万円→259万円
おー!
すごいじゃないですか!
こんなにも差が出るんですね。
もちろん期間が伸びれば複利の恩恵は増えますし、
投資金額が増えれば利益額も増えますね!
しかし、
ちょっと待って!
それってすごく危険なことじゃない!??
と言うのがよく言われていることです。
何が危険かというと、
利益が増えるということはリスクも増える!!
そりゃそうだ。
あたりまえのこと。
投資にリスクはつきものです。
それでも投資を選ぶ理由があるはず。
複利運用の心得</>
- 複利運用したくなくなったらやめればいい。
これ大事だと思います。
正直、数年後にどうなっているかはっきりわからないですよね。
だったら、その時可能だったら複利運用すればいいと思います。
絶対複利で運用しなければいけないってことはないわけですね。
- 早くやめちゃう。
投資案件が長く続く確率って低いみたいです。
だったら、複利で運用スピードを上げて、
早めに撤退しちゃう。これもありですね。
- 全てが終了するまで、配当を当てにしない。
余裕資金で運用するのは、基本中の基本ですね。
配当も同じで、無いもの、無くなってもいいものとして捉えましょう。
最悪、投資案件がダメになった場合でも、生活に影響が出ないように、
生活設計に投資配当を組み込むことが無いようにしましょう。
投資は自分との戦いです。
感情的にならずにリスクをコントロールできるか。
それが一番大切ですね、
自分の人生を生きる。